上下の顎の骨のバランスを整え
成長にあわせた治療を行います
すべての歯が乳歯もしくは多くの乳歯と少数の永久歯が混在している時期に矯正治療を開始しなければならないことがあります。たとえば、現状が将来的に骨格の成長や歯の入れ替わりに影響を及ぼす可能のある場合です。
この治療は歯に対するアプローチよりも骨格に対するアプローチに比重が置かれます。
当院ではなるべく早期矯正のみで終了することを目標としています。
早期矯正が終了し、成長や歯の入れ替わりに影響のある因子を取り除いた後は経過観察期間に入ります。
9歳~11歳頃に再診断を行い、その時点ですべての永久歯に対する矯正が必要でないと判断した場合は治療終了とし、永久歯の生え変わりに問題のあった場合のみ第二期治療に入ります。
※ 3~4歳の乳歯列期であっても、受け口や開咬(上下の前歯があいたまま塞がらない)等の症状の場合は出来るだけ早い時期に治療を開始する必要があります。
上記以外の場合、最初のチェックポイントとなる年齢は7歳頃になります。
何かおかしいかなと思われたら早めに相談される方がよいでしょう。
幼稚園・小学生の早期矯正の利点
- 変化が速い成長が活発で歯の生えている周りの骨も柔らかいので広げるなど骨へのアプローチが非常にやりやすい時期となります。また、この矯正のみで終わることができるチャンスがあり、トータルの治療期間、治療費を抑制できます。
- 根本的に問題を解決骨格へのアプローチが簡単に行える時期ですので、根本的な治療が可能となります。
- お家だけでの治療や目立たない装置が殆ど夜寝ている時に使用していただくだけの装置や、簡単な装置で治療を進めることができます。
治療の流れ
初診カウンセリング
カウンセリングの所要時間は約30分です。
時間に余裕を持って予約をお取り下さい。
患者様の疑問や不安、ご要望をじっくりお伺いします。質問したいことなど、遠慮なくお尋ねください。
精密検査
矯正治療に必要な検査を行います。
お顔、お口の中の写真、3DCTスキャンでレントゲンを撮影し、歯並びをスキャニングします。
所要時間は約30分。
診断結果をもとに治療方針を決定します
約1週間後精密検査の診断結果をお伝えいたします。
治療プランや治療期間・治療費について、あらゆる選択肢を含めて詳しくご説明いたします。
治療を開始します
第1期矯正歯科治療(1~3ヶ月に1度の来院)
乳歯列・混合歯列期~永久歯に交換する(12年歳頃)まで
経過観察
矯正治療は、装置が外れた後の歯並びの維持がとても大切です。
6カ月〜1年ごとに通院し、歯並び、咬み合わせのチェックを行います。
経過観察後の検査
診断・最終治療結果の説明を行い、永久歯の本格矯正治療が必要な場合のみ次の治療計画を立案をします。