歯についての役立つ情報を
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歯についての豆知識

歯の健康を保つためのブラッシング

「矯正治療って何なのか」でも書きましたが、矯正治療は正常な噛み合わせを患者さんに獲得していただいて、できれば将来にわたってその噛み合わせを安定させることが目的です。

きれいな歯並びは見栄えもそうですが、ブラッシングのやり易さによって虫歯と歯周病の予防に役立ちます。歯の並んでる位置関係も改善されていますので、将来歯周病に罹患したとしても骨の吸収スピードも矯正治療前より格段にスローダウンすることができます。

矯正治療中は装置がついていますので、このブラッシングが平時より大変重要になります。矯正治療中のブラッシング不良で虫歯や歯周病が発生しては元も子もありませんので、当院では装置装着時にブラッシング指導を徹底しています。また、来院時にもチェックして歯磨き不良の場合には再度指導を行なっています。

お子さんのお口を一番間近で見ておられるのはお母さんです。矯正治療をしているいないに関わらず、お母さんにお願いしたいのは夜寝る前の歯磨きをできるだけやって頂きたいのです。これはとても重要です。幼若永久歯(生えたての永久歯)は成人の永久歯と比べると非常に柔らかいので非常に虫歯になりやすい歯です。フッ素塗布も重要ですが、基本はブラッシングになります。

虫歯菌や歯周病菌は就寝中に爆発的に増えます。就寝中はお口の中の唾液の流量が減り、口も動かさず菌が洗い流されませんので、どんどん増殖していきます。就寝前にしっかり磨いていただくことで寝る前の菌の総数が減ります。菌が少ないほど最終的に増える数も減りますので、より健康な状態が保てるというわけです。朝、昼の歯磨きはお子さん任せでも構いません。夜だけはどうかお子さんが中学生になるまでは手伝ってあげて下さい。